包括的総合歯科治療

包括的総合歯科治療の考え方

包括的総合歯科治療とは?

包括的総合歯科治療とは、一本一本の歯を、お口全体を構成する要素と考え、お口全体を一つの単位として考える治療です。

例えば、食事をしていて奥歯が突然割れたとします。通常の治療であれば、割れた歯の治療をして終わりです。

これでは悪くなった部分だけの治療をひたすらに繰り返す、「いたちごっこ」の状態です。

包括的総合歯科治療では、歯が割れた原因をお口全体まで範囲を広げて全体的(包括的)に考えます。なぜその歯が割れてしまったのかを考えなければ、再び歯が割れる可能性があるからです。

。検査結果から噛み合せが悪く、割れた歯にだけ力が集中していたことが判明すれば噛み合わせの調整に取り組みます。

噛み合わせが良くなると歯の負担に限らず、肩コリや腰痛・偏頭痛が改善されることもあります。また、寝ている間の歯ぎしりや食い縛りなど、今まで意識したことのない癖に気が付くきっかけになるかもしれません。

このように包括的総合歯科治療は一つの歯の不具合からお口全体、さらには体全体を治すきっかけになります。

治療の流れ

包括的総合歯科治療では、様々な角度からお口の中の情報を集めて判断します。そのため、通常の歯科検診より検査が多くなることが特徴です。

コンサルテーション

コンサルテーション

コンサルテーションでは、患者さんの訴えている症状や希望などを踏まえながら大まかな治療の方針をご説明します。(この後の検査によって治療方針が変更になる可能性があります。)

また、痛みなどの症状がひどい場合は先に痛みを緩和する応急処置をしてからコンサルテーションをすることもあります。

お口の情報収集

デンタル10枚法

すべての歯を数本ずつ10ヶ所の部位に分けてレントゲン撮影します。お口全体のレントゲンです。

口腔内・顔貌写真

お口の中とお顔の写真を撮ります。歯の色・形、歯並び、歯茎の状態に加え、歯の見え方やお顔の骨格などを分析します。

歯周精密検査

歯周ポケットの深さ、歯茎からの出血の有無、歯の動揺の有無、歯垢の付着状況の4つを調べます。

模型制作

患者さんの歯型を採り、模型を作製します。歯の状態(形・噛み合わせ・歯並び)を立体的に確認することができます。

総合診断・治療計画の決定

検査結果から総合診断を行い、最終的な治療計画をご説明します。現在症状の出ている歯の治療だけがゴールとは限りません。今後の生活を見据え、より良い口腔環境をつくることがゴールになります。

治療内容や期間・費用など不安なことは何でもご相談ください。納得いただけるまで何度でもお答えいたします。